10年来の知り合いの人と、久々に会った。
久々の分だけ、会わなかった間に何があったのか話をした後、
普通の話に戻っていく時間があった。
会わなかった間分、お互いの好みや考え方は変わってきているのかもしれない。
なんてことない話が続いた頃、相手がずっとあの時間から変わらず
同じ自分を主張しているのに気づいた。
以前に、その人の人生にまつわる一件に介入したことがあり、
こじれたそれを心の片隅で気にしていた。
でも、少し前に会った時には、その人がその人自身で選んだことだから
私はきっかけに過ぎなかっただけで、そのこじれを相手に委ねたことで結論をつけた。
その人は、いつも正しいことを言っている。
けれど、誰かが自分の意見や好みと合わないからといって、
それを否定することに注力していることは、相手が変わらなければいつまでたっても否定し続けなければいけない。
あら?
前は「そうだね〜」と同意していたけれど、
今の私は「相手は変えられない」ということを理解した上で、
そこに自分の気持ちや時間やエネルギーを注力しなくていいことを知っている。
なんだか見定める方向が変わってきたなぁ〜と思った。
自分が変わるたびに、出会う人、一緒にいる人も変わってくる。
こういうのが人生の分かれ道なのかもしれない。
人は繋がっている。
会わない間にまた、その人はどう変わっているのだろうか?
変わっていく思考や考えの先で、また会えたらいいなと思った。