旅先からの帰り道。
高速道路の大渋滞にはまった。
通常だったら30分とかからない距離を、3時間近くかかって(全部の時間からするとその3倍くらいで)帰ってきた。
最初は悠長に構えていたものの、あまりの進まなさに余裕もなくなり、車内のムードもギスギス。
ちょっとしたことでも怒りのスイッチになりかねない状況。
自分のせいでもないものに、「自分のせいなのか?」と自問自答したり、落ち込んでいた。
行き場のない怒りで、楽しかった旅行やお土産を選んで帰る気分も台無し…。
で、そういえば、カーナビが正しい道を指し示し「こっちです!」と言われるままに進んでいるときに、
同乗していた人が「こっち間違ってない?」と言ってきた。
カーナビの言われるままに進んでは来たものの、確信がないのでパニックになっていたのですが、
高速道路はすぐに元の道まで戻れないw
行きに来た道と帰りの道は景色が違うので、正しい道にきているとわかったときに、
「正しいじゃぁ〜ん!」と言い返した。
そのときに私はこう言っていた。
「間違った道に進んでいたとしても、遠回りでも帰れるけどね!」
高速道路なので、分岐点のチョイスは一瞬の閃き。
でもたどり着くところは実は同じ。
その間をどう過ごせるかというだけの事実。
片方の経過は、片方の経過の観察でしかない。
正しいけれど渋滞にはまった道と、間違っていてスムーズに通れたのに「間違った」と思った道。
瞬間の選択でこんなにも変わるし、もし反対の道を選んでいたら見方も変わったかもしれない。
正しいとか正しくないとか、選択の瞬間、今自分の選択した物事に確信を持つ。
間違うことは間違いじゃなくて、正解なのかもしれない。
そんなことを思った。
それにしても、渋滞を引き起こした人が、これだけ人様に迷惑をかけていること理解しているのかしら?
安全運転を心がけていて、こんな事故になるはずもなく…。
高速道路の便利さを不便にしないでいただきたいですわよねぇ。